中途半端な形で秋をひきずっている。
いや、秋でよいのだろうか? もう12月というのに。
夕方、図書館に本を…また読破できずに挫折した本…を返しにいった。
博物館近くのイチョウはまだ秋の姿だった。
秋をひきずっている12月。
師走の夕暮れの街が寂しくない。
中途半端なのは”秋”…ではなかった。
何もかも中途半端な”私”を思い出してしまう季節なのだった。
県考古学会の『考古論叢 神奈河』を手にしては、相模国府のことも中途半端な自分…と思い出す。
毎年、この季節、中途半端な自分であることにがっかりする。
それでも、今年は、いつもの年より、ずっとイイカゲンにがっかりしている。
年を取って、いよいよイイカゲンになった。
博物館近くの黄葉:この地区までは塩害は及ばなかったようで、今年も見事な黄金色になった。中途半端ではない見事な黄金色になった。