今朝、【田中角栄 1972年 街頭演説】という動画を見た。
演説者は街の人々に語りかけながら、その一区切り、一区切りで、何度も、何度も、「みなさん!」という呼びかけをはさんだ。
その47年前のしわがれた声の呼びかけは、PCの前に座っている2019年の私にも届いた。
聞く人に何を訴えたいのか、充分に分かる演説だった。
彼の話は、過去・現在・未来へとゆるやかに見渡しながら、私たちそれぞれの人生や暮らしと、国の在り方、これから目指す在り方というものとを、分かりやすい言葉で結びつけるものだった。
私も「みなさん!」と呼びかけられていたのだ。
彼の目の前の群集のなかに、「アンナ人タチ」はいなかったはずだ。彼はそういう政治家だったのだろう。