enonaiehon

私の第三十四夜をつづります。

まだまだ…らしい。

 

2021年…今年中に70歳になるのだ、この私は。
およそちぐはぐではないか…70歳なら、もう少し何とかなっているはずではないのか。

30歳になるなんて信じられな~い…と叫んでいた頃と同じように愚かしく頼りない自分が、今なお、この世界で生き延びている。
70歳になろうというのに、自分からさらさらとこぼれ落ちてゆく時間を、日々、うかつに眺めている。

で、つい最近も『青い城』と『あしながおじさん』を楽しく読んだ。『アンという名の少女』や『陰陽師』の映像にも夢中になった。
さらには、TVから流れてきた村上春樹の声を耳にして、心底驚いたりもした。
村上春樹とは…まさかこういう声だったとは…まさかこういう話し方だったとは…。実に、これほどに想像していたイメージを打ち砕かれたことは、愚かな長い人生の中で一度もなかったように感じたほどに。)

70歳になろうというのに、こんなことで良いのだろうか?
(良いはずはないのだけれど…) 

情けない気がする2021年秋、人生はまだまだ…と思う。

 

街角のシジミチョウ(9月13日)

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