enonaiehon

私の第三十四夜をつづります。

少年と海

2012.5.18
 
 お天気雨のあと、海に虹でも出ないだろうかと外に出た。
 今日の海は波の声が荒々しい。
 砂丘の上のピンクの昼顔の群れをたどってゆく。
 
 少年たちが高い砂丘から眼の前の浜辺に下りようとしている。
 海に向かって彼らが下り始めると、直ぐに姿が見えなくなるほど急な崖になっている。
 このあたりでは、波が浜を削り続けている。
 昔、これほど急な崖はなかった。浜もずっと広かったのだ。
 
 消えた少年たちを見下ろすと、手に手に棒切れを持って振り回して遊んでいる。
 学校が終わって海に来たのだろう。いいな。
 
イメージ 1
 
イメージ 2