enonaiehon

私の第三十四夜をつづります。

2012.8.1

 昨夜、窓を開けて寝転がると白い月が高く上がっていた。
 『もうすぐ満月・・・』 そう思いながらじきに寝てしまった。
 若い頃、年配の知人がいた。電話連絡をする場合、夜は8時前に電話しなければならなかった。8時にはすでに寝てしまっているからだった。『信じられない・・・夜の8時に寝てしまうなんて・・・』
 だが、今は理解できる。年を取ってからも夜更かしのできる人とできない人がいるのだ。夜更かしができなくなった今、なぜか寝つけない夜もある。月が出ていれば月を眺めればいい。月がなければ本を読む。平安時代にすべり込んだまま眠ってしまう。来し方行く末、おのれの恥や後悔について、あれこれと思い巡らしてはならない。
 昨日、平塚の浜辺は大きな白波が立っていたが、今朝は風が止まってしまった。今日から八月。気が遠くなるような日盛りの季節がやってくる。
 
7月31日の平塚海岸
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