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私の第三十四夜をつづります。

2012-06-03から1日間の記事一覧

覚書:「八幡(やわた)」をめぐって(2)

中世の「八幡」にあった神社(「八幡宮」)に係わる資料として『廻国雑記』という紀行文があることを知った。道興という京都の僧侶が、1486~87年にかけて東国を旅して著したという紀行文のなかで、相模国内の各地についても断片的に触れられていた。 平塚の…

覚書:「八幡(やわた)」をめぐって(1)

5月は『相模集』の世界、11世紀前半以降の相模国府の世界のなかで、うろうろ・もやもやしながら時間が過ぎた。 …12世紀半ばの相模国「旧国府別宮」について、その「(石清水八幡宮の所領)別宮」が成立したのはいつか。その八幡宮の勧請に(前身的な八幡宮と…