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私の第三十四夜をつづります。

2026-06-01から1ヶ月間の記事一覧

梅雨の合間に惨憺たる床掃除①

18日の夜中、眠りかけていたところに家の電話音が大きく鳴り響いた。『こんな遅くに…間違い電話?』半兵衛を決め込んだが、電話音が長過ぎた。しかも1回途切れたあと、すぐに掛け直してくる。その2回目もかなり長かった。静けさが戻り、不安になる。『もし…

梅雨の合間に惨憺たる床掃除②

一人暮らしの兄の家に入る。まず、兄が少しでも休めるように寝床を整える。(数時間後には再び病院で専門外来の診察を受けることになっている。兄もどれほども眠れないだろうけれど、とにかく休んでもらいたかった。) かつて5人の家族が暮らしていたその家…

梅雨の合間を楽しむ。

クチナシ、合歓の花…六月という特別な季節がめぐってきた。鈍い光が射すなか、やや沈んだ空気がたゆたうなか、細い雨、あるいは強い雨脚のなか、六月という季節は秘かに語られる。 6月6日の合歓の花:六月は光も風も雨も、ほかの季節とはずいぶん違う混じ…

いつか空から眺められたら…。

ガウディ没後100年にあたるという2026年6月10日、朝日紙夕刊1面は、サグラダ・ファミリア教会の写真と記事で埋まっていた。そこには、教会の尖塔を背景にして帽子の似合う人が写っている(かつてTVのドキュメンタリー番組で見知った外尾悦郎さんという彫刻…

自画像の内側にあるもの。

梅雨入りした7日、茅ヶ崎市美術館に出かけた。美術展は久しぶりだった。そして、牧野邦夫という画家の名は、今回初めて知った。休日に近くの美術館へ…しかし、のんきな気分はすぐに消し飛んだ。彼の濃密な作品群は、それに見合った集中力を求め続ける。三つ…

蝶はどこに?

4日、台風のあとの蝶の姿は?と、総合公園に出かけた。園内は人影もまばらだった。蝶の姿はもっと少なかった。嵐の余韻で、刈られていない草むらのどこかで休んでいるのだろうか。蝶を探しながら、静かな園内を歩きはじめる(物足りないような…満ち足りたよ…

台風一過の空。

6月3日、台風一過の平塚の空。雲はゆっくりと北から南へ流れ移ってゆく。 東京では、日々、睡眠時間を削って書類の山と向き合っている日本の首相が、疲れた充血した眼で同じような青空を見上げているだろうか? わずか3年前のことだ。”総務省文書の内容を私…

6月はこんなふうに始まった。

6月1日の朝だ。不意に、野鳥時計から美しい声が響いた。一瞬緊張し、耳を澄ませる。不思議な美しい響き。そして、驚く。まさか。分からないのだ。その声の鳥の名が。そのよく見知っていた鳥の、名前を、姿を思い出せないのだ。あれほど憧れ、胸に刻むよう…