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私の第三十四夜をつづります。

下寺尾の景観とともにある官衙遺跡群

 13日、茅ケ崎で「もっと知りたい 下寺尾官衙遺跡群 フォーラム」が開かれた。
 十数年前、古代の遺跡に私が初めて魅せられたのが下寺尾だった。
 下寺尾寺院跡から出土した布目瓦に目を見張った。
 北陵高校グラウンドから顕れた高座郡衙跡とされる遺構に胸を躍らせた。
 遺跡群の現地説明会、発掘調査成果の発表会など、機会あるたびに参加させてもらった。
 この遺跡をめぐって地道に活動されてきた方々の姿がさまざま浮かんでくる。
 フォーラムに参加し、私の下寺尾遺跡群への思いはやはり特別なものなのだと感じた。
 今回、新聞報道で知った神奈川県の北陵高校の建て替え計画は本当に突然だった。
 この貴重な遺跡群が展開する現地の在り方について、県としてこれまで何を考え何を行って来たのか、今何をしようとしているのか、市民の方々に説明することが必要ではないか・・・隣町の平塚市民として、また遺跡群の景観に思い入れのある個人として強く思う。