4日、横浜に出かけ、半日を暗い講堂内で過ごした。その暗さと、出かける前に飲んだ薬のためか、ほとんどが夢うつつの時間となった。『私はいったい、何のために秋晴れの一日を…』
夕刻、頭痛と疲労感でいっぱいになりながら、やっとの思いで家に辿りついた。こんな日もある。やれやれ。
ひとは、いつか時間のなかへ還ってゆく
そこはきっと青い空のむこう
いつか、身体を脱ぎ捨て、遠のく意識さえ惜しげなく残し、
そこに還ってゆく
青い空に吸い込まれるように
どこかに還ってゆきたい
ずっとそんなふうだった
そこはきっと青い空のむこう