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私の第三十四夜をつづります。

八重山の野鳥②カンムリワシ

 カンムリワシ石垣市の”市の鳥”ということは前回の旅で知った。
 今回、西表島で空高く旋回する姿を、石垣市内ではミミズを捕食する姿を目にした。
 目の前でカンムリワシを見て意外に感じた。その名前から想像していた大きさ、近づきがたさはなかったから。むしろ小さくさえ見えたし、カメラを向ける人間を、ほとんど気にかけていないように感じた。
 
 撮った写真…一生懸命撮ったつもりが、ほとんどがピンボケ状態で、ひどくがっかりした…を見直して、その個性的な姿を確かめる。
 ”カンムリ”の羽の市松模様(?)、眼とその周囲の鮮やかな黄色。その眼から嘴にかけての雰囲気は、どこかサンマに似ている?…と思ったりする(カンムリワシは不服かもしれないけれど)。
 
 やはり、実際に見て感じて得るものは独特だ…そう思う(ガイドさんに心から感謝)。
 八重山リュウキュウアカショウビンカンムリワシに出会えたことは、(この私でも)ずっと長く忘れずにいられると思う…たぶん…。

【補記】 ”Who speaks for KANMURIWASHI?”
今回、石垣市内でカンムリワシを見た地域は、陸上自衛隊配備計画予定地周辺だった。石垣市は、”市の鳥”カンムリワシが営巣する地域での着工を認めてしまった。辺野古でも高江でも平得大俣でも、人々の声が重機で踏み潰されてゆく。これが、私が生まれ育った平塚だったら、私はどうすればいいのだろう?

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浦内川の上空を飛ぶカンムリワシ(4月16日 西表島):
まだ激しい雨が降り出す前、何回も大きく旋回していた。

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ブランコのような枝に留まるカンムリワシ(4月17日 石垣市):
撫でてみたくなるようなやわらかそうな羽毛。

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ミミズを食べるカンムリワシ(4月17日 石垣市):
ミミズを片足でしごくようにして食べていた。そんなことをしたら、中身の美味しい(?)成分が無くなってしまいそうに思うのだけれど。

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振り向くカンムリワシ(4月17日 石垣市):
食べ終わって、ようやく、あたりをうかがったのだろうか?