2011-03-26 97.5.8 日記 人と自然と神とが親密だったころ 人びとの荷はもう少し軽かっただろうか 人びとはゆっくりと老いていっただろうか あゝ 嵐をふくむ南風よ 鉛色の美しい夕空よ 私のメランコリを天高く かつてあった場所へと 連れ去ってはくれまいか