2011-03-26 98.9.3 日記 お母さんと手をつないだ小さな女の子とすれ違った。 「あそこにケムチがいるよ!」 歌うような声と明るい瞳に出遭って 私はたじろいだ。 数歩進むと 小さな毛虫が 苔むした石畳の道を横断していた。確かに。 ふわふわの毛むくじゃらの毛虫よ おまえは そんな「ケムチ」でも あったのか。