enonaiehon

私の第三十四夜をつづります。

99.10.28

イメージ 1未必の恋
 
恋心の種子は いつか 空から運ばれた
雨が降り 風が渡り
光と影のうちに その形を編もうとした
 
貴女は やわらかな葉が
揺れては触れあうさまに 耳を澄ませ
どこにもない恋の在処を
確かめようとしている
 
知らず知らずのうちに
息をひそめて いつか