2011-03-26 99.10.28 日記 未必の恋 恋心の種子は いつか 空から運ばれた 雨が降り 風が渡り 光と影のうちに その形を編もうとした 貴女は やわらかな葉が 揺れては触れあうさまに 耳を澄ませ どこにもない恋の在処を 確かめようとしている 知らず知らずのうちに 息をひそめて いつか