2011-03-26 00.11.20 日記 庭を横切っていた猫たち 母を訪れていた寡婦たち 通りですれ違った老人たち やがて 彼らを どこにも見かけなくなっていた すべてが いつの日か そんなふうに 消えてゆく 十一月の時雨れる夕刻 ふと そんなふうに