enonaiehon

私の第三十四夜をつづります。

96.10.3

Nostos Algos
 
秋の光が 一瞬 私をとおりぬけ
さびしい形をした魂だけが
透きとおった風にさらされた
 
こんなとき
 
光のような 風のような
たとえようのないところへ
かえってゆきたいと希うのだ