平塚はまだ“冬”の実感がないけれど、パソコンのなかでは今日から“冬”に入っていくことにした。
一年の終わりが近づくと、空を見上げて、今ごろあの人はどうしているか…と思うことが多くなる。
そんな時、なつかしい人から、たよりが届く。
若い頃の声、表情がそのまま浮かびあがってくる。
若い時に出会ってよかった、と思う。
今、そのずっと遠くの記憶をあたためることができるから。
ほんとうに、何日も私の胸はあたたかくなる。
なつかしい人から一通のたよりが届くだけで。
ご主人から離れて私の前に来てくれてありがとう。ご主人が、向こうで、おいでおいでをしているのかな。
おだやかな波
海鳥