今朝2月24日の朝日新聞の記事見出し…「トランプ氏 ”独立"承認評価」「プーチン、なんて賢いんだ」。
その記事(ワシントン=大島隆)から一部抜粋:
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「「天才だ」…「抜け目のない男だ」…トランプ氏は「プーチンはウクライナの広い地域を『独立した』と言っている。私は『なんて賢いんだ』と言ったんだ。彼は(軍を送って)地域の平和を維持すると言っている。最強の平和維持軍だ。我々もメキシコ国境で同じことをできる」(註:22日の保守系ラジオ番組での発言)
「ホワイトハウスのサキ報道官は22日の会見でトランプ氏の発言について問われ、「プーチン大統領の軍事戦略をたたえるような人物からの助言は受けないようにしている」と話した。」
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緊迫した情勢のなかで、こんなふうに、無責任な男の発言内容が記事化されていた。
「私たちの政権であれば、このようなことは決して起きなかった」とも述べたというこの男が、今もアメリカ大統領だったら、いったい、どのような「抜け目のない」動きををしているだろうか。
一方で、かつてプーチン大統領に、「ウラジーミル! 君と僕は同じ未来を見ている」と芝居じみたセリフで言い寄った男もいた。この男が、今も日本国首相だったら、どのような甘美なセリフを発しているだろうか。
(追記:このあと、24日夜の報道番組のなかで、ロシアのウクライナ侵攻に対し「決して許してはいけない…」と非難する”元首相”の映像が流れた。北方領土問題での成果を夢見た未来が潰え、”森羅万象を担当”する立場でもなくなった今、もはや何の遠慮もなく発言できる…ということだろうか。)
不安な報道は続く。不安が続く。