enonaiehon

私の第三十四夜をつづります。

明日から9月。

 

長い夏だった。

5月末、アポイ岳伊達紋別岳を訪ねてから3か月、蜂窩織炎と汗疱と酷暑に倦み疲れて、ようやくここまでたどりついた。

腕首と掌と足の皮膚もようやく生まれ変わった。

8月最後の日、南の窓から吹き込む海風がカーテンを大きくはためかせている。

この夏の鬱屈が飛び去ってゆくようだ。

こうして、海の風でいつも息を吹き返してきたのだった。

 

8月27日の空

 

8月27日の渚