2011-03-26 01.1.8 日記 市原 多朗/神の恩寵 天の高みへと運ばれる 聖なる輝かしい声 張りつめた空気が 甘やかな波となって 私の全身の皮膜を通り抜け 心臓を収縮させる 一瞬 何かが成就し 熱い血液が私の喉もとからほとばしるのだ このめくるめく一瞬のために 私は生きていた