秋そのものの空気になった昨日、再び海に向かった。
夕焼けに間に合いますように、と早足になった。
水色の空に刷毛で描かれたような薄い雲。
西空の一隅は刻々と夕焼けの色合いを増していく。
一番星も光っている。
歩道橋の上からの富士山の影絵は、刃こぼれのような頂上まで鮮やかに切り取られていた。
浜辺に出ると、空と海がつながり、すべてが一つの世界のなかにあった。
東の空に月も白くのぼっている。
月と星のある夕焼けは久しぶりだ。
9月17日の雲
9月17日の夕焼け
9月17日の月光