13日午後、久しぶりにプラネタリウムで星空を見上げた。しだいに解説者の声が子守唄のようになって、ふっと意識が遠のく。
夏が影をひそめ、私たちの頭上には秋の星空、冬の星空が用意されはじめているのだ。時の流れは淡々と一方通行でとりつくしまもない。そして季節は、常に過去と未来の記憶をはらみつつ、おもむろに、それでいてたゆみなく循環している。
次回12月28日にまたプラネタリウムに来れるだろうか。年の瀬の夕刻、プラネタリウムを見終わって外に出たら、きっと街燈が点いていることだろう。うかつに暮らしていると、季節の素知らぬ流れにまた置いて行かれそうだ。
9月14日の夕日と海
海を渡る人
夕波