enonaiehon

私の第三十四夜をつづります。

2012.10.28

 昨日、散歩に出かけると海から帰ってくる人の波があった。土曜の浜辺は若い人たちでにぎわっていたのだろう。砂浜に出ると少年たちがサッカーの練習をしていた。そばで本を読み始める。
 歩くのさえ足を重くすくいとられる砂浜だ。しかし少年たちの動きは素早い。午後の逆光のなかで、彼らのシルエットがまぶしく躍動する。私からは遠くなった生命力・・・持っていた時には気づかなかった生命力だ。
 今日は、読みかけの本を読もうとしても、目が文章を追うだけで、その意味は空を舞っている。
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