enonaiehon

私の第三十四夜をつづります。

2013.2.14

 午後になって陽ざしが出てきた。巻貝探しの彼女のことを思い出し、浜に行った。引き潮なのか、海面が低い。テトラポッドの列が大きな体をゴロゴロと露わにしている。波打ち際に巻貝は無く、二枚貝が小さな波に洗われていた。春らしい色合いだ(ハマグリの仲間?)。貝を探しながら久しぶりに波の音を聞いたように感じた。今日の波は陽ざしのようにやさしい。
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   帰り際、浜辺暮らしの猫のベンチを眺めると、いつもと違ったシルエットだった。そっと近づくと、気持ちよさそうに寝ている(ように見える)。おなかも柔らかく動いている。でもちょっと心配になった。しばらくそっと声を掛けていると、目を覚ましてしまった。すみません。
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