enonaiehon

私の第三十四夜をつづります。

2014.2.9

 雪が積もったら、松林の写真を撮りたいと思っていた。生まれ育った家の近くの松林だ。
 9日の朝、早起きしなかったことが予定をくるわせた。ベランダの雪もすでに融けかかっている。松林に寄ることをあきらめて外に出た。今までの大雪に比べ、水分が多いためか、歩くのにそれほどの苦労はない。駅前の大通りから、ジャリジャリとチェーンの音が響いてくる。一瞬、平塚の町が雪国になる。
 午後からの予定の前に、美術館前の少女像を撮りにゆく。この前は少年のおもざしだった。今日は大人びた少女の姿。薄氷の上で、少女は”雪上がり”の陽ざしを浴びて立っていた。
 そのあとしばらくして、公園の噴水の前で、今一番会いたかった人に会うことができた。今朝は早起きしなくてよかったのだ。
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9日朝-雲と雪-
 
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9日朝-ベランダの雪-
 
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雪うさぎのベンチ
 
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薄氷に浮かぶ少女像(佐藤忠良 『緑』)