enonaiehon

私の第三十四夜をつづります。

2014.3.4

 春が行きつ戻りつしている。
 晩春からは、初夏~夏へと一気に突き進むのに比べ、3月はまだ、光と寒気がせめぎあっている。冬ごもりの虫も、二度寝を楽しんでいるかもしれない。 
 
 
 陽ざしの出た午後、水辺の楽校にクイナを探しに行く人に同行することにした。
 マフラーをどうしようか、迷いながら家を出る。
 季節のグラデーションは、細やかで順当なほうがありがたい。
 住宅の並ぶ細い道には、庭々の満開の梅の香りがただよっていた。
 じきに、マフラーもいらなくなった。
 
 
 水辺の楽校では、今日もヒバリがいた。
 畑から飛び立って、空高く、もっと高くと、囀りつつ、のぼってゆく。
 点になって見失うほど高く…すごい。
 ヒバリの姿はとらえられなかったけれど、ツグミは私に少しの時間をくれた。
 結局、クイナは見つからなかった。どんな鳥なのだろう。
 
3月の畑
イメージ 1
 
イメージ 2
        ツグミ
 
イメージ 3
上空を飛ぶヘリコプタ-の音に、アオサギは飛び立ったが、行列するカワウたちは動じない。