1月30日の空
昨秋から職務怠慢を決め込んでいた胃を、年を越えてようやく少し飼いならしはじめた…と思っていた。
気が緩んだとたん、いつになく、口唇ヘルペスを悪化させてしまった。それも、処方された薬を飲み終わると、何とか一段落したようだった。
30日は風もなく温かな日になった(日陰にさえ入らなければ)。
気分転換しようと、午後、水辺の楽校に出かけた。
相模川の堤防から見る富士はバタークリームを塗ったように白く、大山は青い屏風のような山並みを広げている。
穏やかな流れの向こう岸近くには、オオバンやカンムリカイツブリののんびりとした姿。
川べりの広々とした畑は、小さな緑を生やしたり、球根を宿したりして、近づく春を待っていた。
冬枯れ色の道をたどれば、左右の藪のなかでアオジたちが啼きかわし、いち早く飛び立っては、再び藪深く身を隠すのだった。
また、川の水が流れ込む小さな水溜まりを目掛け、キジバトたちが飛来する。やがて、その順番を待つようにヒヨドリたちがやって来る。そして、水溜まりの奥でチャチャっと素早く水浴びするのだった(それは、”カラスの行水”より短い)。
いいな。みんな。
みんなの時間に、コロナなんか関係ないや。
もうすぐ春がやって来るね。
それは、光あふれる季節だね。
春を待つ”お花畑”のなかを走り回るハクセキレイ
待ち針のように小さなトゲナシノイバラ(?)の実