梅雨の晴れ間。
雨傘を日傘にして図書館へ向かう。
細い木陰道に入ると、さした傘の裏側がプラネタリウムのように点滅した。
ちょうど午後の光線が木々の間からさしこんでいたのだ。
歩くに連れて、傘のドームは次々と木洩れ陽の映像を映し出す。
それが面白くて、道を行ったり来たりしながら、青い傘のドームの映像をあれこれと試した。
めまぐるしい光のダンス。
年を取っても、新しい遊びが見つかるものだ。
梅雨の晴れ間の木洩れ陽
図書館からの帰り道で・・・『こんにちは。ミミズクさん』