2015-04-07 2015.4.7 日記 波の音はなぜ、心のざわつきを鎮め、消し去ってくれるのだろう。 琵琶湖の波はまどろみ、岸に寄せては寝息のような音をたてていた。 海の波の響きは、眠そうだったり、つぶやいていたり、 苦しそうだったり、吠えているようだったりする。 海の表情は、そのたびに違うけれど、いつだって自由だ。 浜辺の人などに頓着せずに、それでいて、 耳を澄ませる人に近づき、離れ、それをくりかえす。 鉛色の空、銀色の海 浜辺の家族