enonaiehon

私の第三十四夜をつづります。

2017.4.3 【3月26日の旅】

 3月26日のハノイの朝。
 昨日と同じ曇り空。
 街並みにはまだ明かりが点っている。
 
 ホテルの庭を散歩して花や緑を眺める。
 やや肌寒い空に鳥の啼き声が鮮やかに響く。

 楽しみにしていたフォーを食べ、ハロン湾までバスで向かった。
 湖のように静かな水面に、水墨画のような島々が浮かぶ。
 貧しい言葉で喩えるならば、松島のような(?)、桂林のような(?)。
 (松島も桂林も写真でしか見たことがない私。)

 船に泊まった夜、夕食後に激しい吐き気と腹痛に見舞われる。
 息も絶え絶えとなり、『お願い、救急車を…』と弱気になるほどの苦しみだった。
 (もはや夜の海の上では助けてもらえないと観念し、ひたすら耐えてやり過ごした孤独な時間…。)

 食べたものをすっかりもどしてしまうと、じきに身体が温まっていった。
 少し安心し、やがて恐ろしい苦痛も引いていった。
 思い出してもつらい…旅の思い出。

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26日朝の風景(ホテルから南東?方向の街並み):水面は西湖の一部。

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ホアガオの花:椿よりも大きく、蝋細工のような質感。

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ホアガオの木の後ろに、一柱寺付近で見た花

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オレンジ色のブーゲンビリア

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軽やかな房状の赤い花:”ブラシの木”の葉の形とは異なるようだ。

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房状の赤い花と黄葉

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床に撒かれた花びら(ハロン湾を巡る客船で)