3月26日のハノイの朝。
昨日と同じ曇り空。
街並みにはまだ明かりが点っている。
ホテルの庭を散歩して花や緑を眺める。
やや肌寒い空に鳥の啼き声が鮮やかに響く。
楽しみにしていたフォーを食べ、ハロン湾までバスで向かった。
湖のように静かな水面に、水墨画のような島々が浮かぶ。
貧しい言葉で喩えるならば、松島のような(?)、桂林のような(?)。
(松島も桂林も写真でしか見たことがない私。)
船に泊まった夜、夕食後に激しい吐き気と腹痛に見舞われる。
息も絶え絶えとなり、『お願い、救急車を…』と弱気になるほどの苦しみだった。
(もはや夜の海の上では助けてもらえないと観念し、ひたすら耐えてやり過ごした孤独な時間…。)
食べたものをすっかりもどしてしまうと、じきに身体が温まっていった。
少し安心し、やがて恐ろしい苦痛も引いていった。
思い出してもつらい…旅の思い出。
26日朝の風景(ホテルから南東?方向の街並み):水面は西湖の一部。
ホアガオの花:椿よりも大きく、蝋細工のような質感。
ホアガオの木の後ろに、一柱寺付近で見た花
オレンジ色のブーゲンビリア
軽やかな房状の赤い花:”ブラシの木”の葉の形とは異なるようだ。
房状の赤い花と黄葉
床に撒かれた花びら(ハロン湾を巡る客船で)