enonaiehon

私の第三十四夜をつづります。

2017.7.22

 21日、梅雨明けの空の明るさにひるみ、5時をまわったのを確かめてから海へと向かった。
 駅前の大通り。南からの風は昼の熱気を巻き込んで生温かい。
 それも、海に近づくにつれ、海面を感じさせる新鮮な風になってゆく。

 海はすっかり夏の表情に変わっていた。
 浜辺の長い影法師も、夏の明るさと生命力に支えられている。
 まだ青い波の上では、レスキューの男女がひたむきに訓練に励む。
 褐色の肌と筋肉が水と光を静かに跳ね返している。
 波打ち際でたたずむ男女のシルエット。
 その会話は、映画のシーンのように、波と風の音の向こうで交わされている。

 西陽を背中に小さな波の間を歩く。
 くりかえされるつぶやき。
 とどまることのない汀線の複雑な輝き。
 
 光と風、海と空。
 平塚の海辺のそのままの豊かさ。

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7月21日の海①

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7月21日の海②

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7月21日の影法師

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防砂柵近くのハマゴウ

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防砂林の中のヒルガオ

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大通りのサルスベリ