enonaiehon

私の第三十四夜をつづります。

写真の落穂拾い(三葉)

 上田の旅の帰り道、小海線に乗った。
 車窓の景色を眺め、その景色のなかでさまよう時間。
 昔の記憶を反芻して過ごす時間。
 しだいに陽が傾いてゆく時間。
 
 野辺山や清里で、ほんの少しの停車時間があった。
 ホームに下りた。そして、駅の標高を示す標柱を携帯に納めた。
 昨日の夕方、薔薇の写真を撮ったことで、まだ携帯に残っていた駅の写真を拾い出してみた。

イメージ 1
長野県野辺山駅で(2018年11月13日)

イメージ 2
昭和53(1978)年5月2日、野辺山駅を通過する:
40年前に撮った、国鉄時代の「□□□高駅 一、三四五・六七メートル」の表示。古いアルバム写真から落穂拾い…若い頃、その駅の高さに憧れていた。


イメージ 3
山梨県清里駅で(2018年11月13日)

イメージ 4
昨夕、携帯で撮った街角の薔薇:
今朝、この薔薇の前に、小海線の写真が残っていることに気がついた。交通量の多い四つ角の信号下で咲く晩秋の薔薇。