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私の第三十四夜をつづります。

2018.11.15

 12日、友人たちと別所温泉で一泊するために上田に向かった。
 初めての北陸新幹線…その早さに驚く(軽井沢までも、あっという間だった)。
 再会した友人たちと訪れた上田城跡や別所温泉で眼にした紅葉、そして黄葉。
 信州の晩秋の色彩は祝祭のように華やかだった。
 13日、再び上田駅へ。次の再会を約束して友人たちと別れる。
 帰路は、小諸から小淵沢へと、懐かしい小海線を通ることにした(何十年ぶりの”小海線”だろう)。
 乗り継ぎの小諸駅での待ち時間を懐古園で過ごす。ここでも秋色は極みに達しているようだった。
 次兄から聞いていた”小山敬三美術館”に立ち寄った。小さな展示室に、ひっそりと、気持ちの良い絵が並んでいた。 
 再び、小海線に乗り込む。途中から乗ってきた地元の小学生たち。にぎやかなおしゃべりが聴こえてくる。遠足?だろうか、先生たちと一緒に電車に乗り、近くの町の店で、みなで「買い物」と「外食」を経験した帰りであるらしかった。楽しそうで、元気で、可笑しくて思わず笑ってしまうようなおしゃべりだった。
 電車は、若い頃に憧れの駅であった野辺山駅を経て小淵沢へと近づいてゆく。車窓を青緑の千曲川や金茶色のカラマツ林が過ぎ去っていった。秋いっぱいの短い旅が過ぎ去っていった。

塩田平の朝の光
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上田の秋①
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上田の秋②
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別所温泉の夜明けの一本松
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懐古園の秋
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小山敬三美術館の秋(懐古園
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