今日は冷たい雨の一日。そして2月最後の日。
それでも、明日から3月…と思うと、少しだけ肩が軽くなるように感じる。
雨の中、友人から、カワヅザクラの枝を受け取った。
畑で大きくなったカワヅザクラの枝が隣の木と重なり、しかも一番に良く咲いていたので、その枝を切ったのだという。
そうだ…以前にも花のついた小さな枝をいただいたことがあった。
でも、今回は一抱えもある大きな枝。
これほどの木の枝は切るにも力が要るのだし、木にとっても痛々しいようにも思う。
でも、ありがたくいただいて家に帰る。
カワヅサクラの枝には、本当に良く花がついていた。
儚げな花びら。切られたことで少し元気を無くしたようにも見える。
花入れにおさめるには、花をつけている小さな枝をさらに切る必要があった。
やっぱり、畑にいたほうが良かった?と思いながら鋏を入れた。
花入れに投げ込まれたカワヅザクラが放つ”自然”の存在感。
家のなかに”自然”が無い…無かったことを強く意識させられる。
そして、切られたことで、一層短くなったカワヅザクラの命も意識した。
2月26日、街のビルの谷間に咲いていたカワヅザクラ