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私の第三十四夜をつづります。

「ピース」が咲いていた。

 

 

4日ほど家を留守にしている間に、人魚姫の公園の「ピース」はすでに満開になっていた。

カナリアに似た黄色のとても大きな花。
外側の花びらの縁には細く紅色がさしている。
そして淡い香り。

「ピース」は、やわらかく、おおらかに咲いていた。

 

「ピース」の花は想像していたような淡い薔薇色ではなかったけれど、その名前の由来はやはり、
戦争の終わりを信じ、戦争のない世界を願ってそのバラは「ピース」(peace)と命名バラの花図鑑/「ピース」は、世界一有名なバラ!ドラマティックな誕生秘話をもつ奇跡のバラ | バラと小さなガーデンづくり (ivy-rose-love.com)
された、というものだった。

 

1945年、大きな戦争が終わった。
しかし、2023年の今もなお、青い空の彼方には戦争する国がある。

2023年の今、「ピース」が黄色の大輪の花を咲かせている。
78年もの月日の間、咲き続けてきた。
「ピース」の願いがほんとうに叶うまで咲き続ける。

 

黄色と青の配色が綺麗だ…。

 


「ピース」のネームプレートの「初代殿堂入りのバラ」とは?
(『バラの花図鑑』には、そのことについても記されていた。)

 

【4月最後の日、人魚姫の公園で】

 

一段と大きく開きつつある「ピース」(右端は「シカゴピース」)