enonaiehon

私の第三十四夜をつづります。

2012.8.15

 時が砂のようであったなら、音をたてずにさらさらとつもっていく。
 果てた命も砂のようであったなら、時とともに時にまぎれてつもっていく。
 
 昨日の夕空には、久しぶりに富士のシルエットが浮かんでいた。
 砂丘から富士を眺めようとして、あやうく、足元の青い花を踏みそうになった。
 つもった命が生まれ変わって咲いているのかもしれない。
 
イメージ 1                                                                ハマゴウ
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                                              ハマゴウの花が仰ぐ富士(2012.8.14)