enonaiehon

私の第三十四夜をつづります。

2013.3.19

 歩くだけで汗ばむほどの陽気。海へ向かう途中に寄った公園では、ユキヤナギが白波のように咲き広がっていた。庭木の桜も咲き始めている。足踏みしている私を残して、季節は大きく変わってゆく。
 海に近づくにつれ、海の香りが強くなってきた。海岸道路の歩道橋の前で、菜の花のような蝶がひらひらと飛び回っていた。じきに道端の黄色い花にとまった。キチョウという蝶らしい。
 浜に出て波打ち際に向かう。やはり、昨日の強い南風で打ち上げられた海藻が置き去りにされている。もしやと、巻貝を探してみたけれど、見つからなかった。
 
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