enonaiehon

私の第三十四夜をつづります。

2013.10.21

 昨日も一昨日も、薄着で外出したことを後悔した。進む季節に身体も気持ちも追いつかないのだ。いつまでも夏の余韻が残っている。
 そして今日は日陰を選びながら海に向かった。余韻としての習慣だ。
 砂浜に出ると海は淡い翡翠色に光っていた。
 沖の光る海水面に船が夢見心地に浮かんでいる。彼岸の乗り物のようだ。
 そして浜辺近くでは、穏やかな波に乗る黒い影。
 夏でもなく冬でもなく、つかの間の休息のような季節。
 ボードウォークでは、小さな子と若いお母さんがお昼を食べていた。いいな。
 帰り道の大通りで、植え込みの花に留まる小さな蝶を見かけた。可愛いな。
 
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10月21日の海
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秋の波乗り