昨日も一昨日も、薄着で外出したことを後悔した。進む季節に身体も気持ちも追いつかないのだ。いつまでも夏の余韻が残っている。
そして今日は日陰を選びながら海に向かった。余韻としての習慣だ。
砂浜に出ると海は淡い翡翠色に光っていた。
沖の光る海水面に船が夢見心地に浮かんでいる。彼岸の乗り物のようだ。
そして浜辺近くでは、穏やかな波に乗る黒い影。
夏でもなく冬でもなく、つかの間の休息のような季節。
ボードウォークでは、小さな子と若いお母さんがお昼を食べていた。いいな。
帰り道の大通りで、植え込みの花に留まる小さな蝶を見かけた。可愛いな。
10月21日の海
秋の波乗り
道端のヤマトシジミ