昨夜、博物館で教えてもらった”火星最接近”のことを思い出した。14日の夜空を見上げている人は多いことだろうと、眼鏡をかけてベランダに出る。
晴れた夜空。月が明るい。そのそばに、月にも負けない明るさで、白く光る星があった。あの星が地球に最接近した火星なのだ。
しばらくして、撮影したばかりの火星の写真のデータをもらった。さっそくパソコン画面で見てみる。月が写っていないので、梅干し(梅星?)のように見える。
眼で見た白い星とは違って、写真の火星は名前の通りに赤い。なぜだろう。後で調べると、地表の酸化鉄の赤さらしい。ベンガラの赤さと同じなのだろうか。
太古の昔から、洞窟壁画や彩色土器、古墳石室の壁画などに使われてきたというベンガラの赤…青い星に最接近した赤い星に親しみを感じた。
昨夜もらった火星の写真