enonaiehon

私の第三十四夜をつづります。

2014.5.25

 昨秋と同じような気管支の怪しい雲行きを不安に感じながらも、吸入器をお守り代わりに、津久井町へと出かけた。
 結局、歩きはじめてみれば、何ともなかった。会の仲間たちと調査をしながら、走るのも、階段を登るのも、不安に感じる暇がなかった(昨日まで、暇が原因で呼吸が乱れていたのだろうか)。
 
 
 津久井湖を見るのも、津久井町を歩くのも、今回が初めてだ。
 歩きながら不思議な感じがした。足もとからも、周囲の山並みからも、『ほら、地面の標高が高い。全然高い。』というような感覚が身体に伝わってきたからだ(実際に高いのだから、当たり前なのだけれど)。
 海の風が通り抜け、常に砂が移動しているような軽さのなかにある平塚の海岸地帯とは違って、大きな質量の土の塊りに厚く重く囲われているようにも感じた(実際に山に囲まれているのだから、当たり前なのだけれど)。
 
 
 みんなと分担しながらの調査は楽しかった。ただ、帰宅後、今日撮った写真を見直すと、調査写真以外のものは2枚のみだった。いつものように、目に留まったものにカメラを向け直す時間は、ほとんどなかったようだ。
 そんな一日も結構楽しいものだ。不安だった呼吸に、ちょっと自信がついたのも嬉しかったし。
  
津久井町の道端に咲いていたスミレ(又野地区から三ヶ木地区へ向かう途中で)
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 今日一日、出会って親切にしてくださった町のみなさん(私たちに元気に挨拶してくれた5歳の坊やも)、ありがとうございました。