enonaiehon

私の第三十四夜をつづります。

2015.1.5

 元旦から家族が胃腸をこわした。鬼の霍乱だ。初雪にあたったのかもしれない。
 ずっと七草粥のような食事が続き、キャベジンの大きな壜が軽くなった。
 炊き立てのご飯に梅干し…一年中、こうした食事で過ごし、方丈の庵に住まって、”お坊さんや尼さんのような”暮らしをしながら人生を終わりたい・・・時々、そう思う。
 信仰心が欠けながら、そんなことを夢見るのは、ただただ怠け心が蠢いてのことであって、煩悩力さえ衰えはじめた私に、そのような確かな生き方ができるわけもないのだが。
 ようやく頭痛から自由になった4日、新春の海を眺めに出かけた。
 お正月の海…凧を揚げている人がいるかもしれない…浜辺に着くと、空に放たれたカイトは一つだけだった。風が弱く、穏やかな海と空。大島も富士山もかすんでいた。これからの日々、太平洋岸のこの地域では、春の光が力を増してゆく。
 帰り道の松林を通り過ぎる時、鳥の姿や啼き声に足が止まった。鳥たちもきっと春の光が近づいているのを感じているだろう。
 
           海を眺める?カワラヒワたち
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   枝の上で跳ねながら啼き続けていたシジュウカラ      
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    真ん丸なおなかのジョウビタキ
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