enonaiehon

私の第三十四夜をつづります。

2015.11.12

 今の季節を秋としようか、冬としようか、迷う。
 日記のカテゴリの季節から春・夏・秋・冬のいずれかを選ぶために。
 陽のあたたかさのある間は、晩秋かなと思う。
 日が落ちて、街の灯りの輝きが人懐かしく、あたたかく感じる頃には、ああ、もう冬に向かっているのだと思う。また、郵便受けのなかに、年賀欠礼の言葉が記された葉書を眼にすると、そんな時期になったのだと知る。
 
 図書館への道沿いに、ボケの花(たぶん?)がちらほらと咲いている。春に比べて、花数も花びらも、ずっと淋しい。
 灰色の建物が並ぶ路地のなかにひかえめに咲いた、白いような薄桃色のような小さな花。手を伸ばして携帯をかざすと、みごとなピン・ボケの花が写った。
 今年の11月が春のように暖かいから咲いているのだろうか。やっぱり、まだ秋でもいいような…。

イメージ 1