enonaiehon

私の第三十四夜をつづります。

2017.6.20

 一年が折り返そうとする”六月”という季節。
 いつも特別な季節のように感じる。
 自分の体が六月という季節と地続きのような不思議な感覚がよびおこされるのだ。なぜなのかは分からないけれど。
 自分がアジアに生まれ、アジアの広がりのなかで生きている…とそんな当たり前なことを自覚する。
 自分の体のなかに、アジアの記憶が蓄積されているような、そんな自覚。
 
 自分にとって特別な季節という思い込みからだろうか、日々の暮らしのなかで、ふと心がそわそわしたりする。
 今年はホトトギスの声を聴くことがなかった…と思ったり。
 クチナシの花は咲きはじめただろうか…と思ったり。

6月19日のクチナシ
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6月19日のクチナシ
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6月19日のクチナシ
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6月19日のザクロ:私にとって、体の記憶と地続きではないけれど、子どもの頃の台風の記憶と結びつく花。肉厚の朱色の花に、実をつけたザクロの木が秋の台風に激しく揺れる姿が重なる。
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