ハマヒルガオが咲き始めたと聞いて、海に向かった。
平塚海岸の自然景観は1950年代から大きくは変わっていないように思う。
昔の記憶を劇的に塗り替えるほどの人工的な景観にはまだ至っていない…というべきだろうか。
子どもの頃にはあった浜辺のごく小さな集落の姿は消え、ビーチパークの施設や消波ブロックが姿をあらわし、砂浜の段差は大きくなり、異質な砂も運び込まれているように感じる。
それでも、かつての平塚海岸の素朴な姿がまだ保たれている…奇跡的に保たれているように思う。このままいつまでも、ふだんのままの浜辺でありますように。波の音、風の音が響き続ける浜辺でありますように。
海岸通りに咲くタツナミソウ