enonaiehon

私の第三十四夜をつづります。

2017.10.9

 昨日の暦には「寒露」とあった。
 季節はずれの陽射しのなか、”水辺の楽校”に向かう。
 
 休日の川辺。
 土手の斜面は、サッカーの練習を見る人々で埋まっていた。
 観客には、自身がフィジカルそうな人も、そうではなさそうな人もいる。
 若い女性たちが日傘を並べて座っていたりする。
 人々は同じように一心に、川辺のグラウンドを見つめている。
 
 私はそばを通り抜けながら、人々が見つめる先に何があるのだろう…と思う。
 贔屓の選手だったり、サッカーという競技の動き、勝敗の流れを見つめているだけなのだろうか。
 人々が一心に見つめる先には何があるのだろう…。
 人々の背中を見ながら、細い土手道を歩きながら、人々の外側にいる自分を感じた。

 ~10月8日の”水辺の楽校”で~


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ウラナミシジミ

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ウラナミシジミ

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