enonaiehon

私の第三十四夜をつづります。

2018.8.16

 8月15日という日。
 それは白く乾いた日差しのもと、道に映し出された光と影の強いコントラストに、一瞬、記憶が遠のくような目眩を感じる日。ずっと、そうしたイメージを持ち続けていた。
 その日が、近年、時に曇り空の日であったり、昨日のように、涼しいほどの風と高い空に秋を感じてしまうような、そんな日にもなっている。私のなかで、8月15日という日にかけられた特異日の魔法が薄れてしまったのかもしれない。
 こうして、平成という時代が終わってゆくのだなと思う。
 そして、その平成の後ろへと、昭和という時代がさらに遠のいてゆくのだなと思う…私が経験したあらかたの時間の記憶が遠のいてゆくのだなと。

2018年8月15日の夕方の空①
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2018年8月15日の夕方の空②
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8月15日の空と海①
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8月15日の空と海②
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8月15日のサルスベリの花
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8月15日の細い月
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