enonaiehon

私の第三十四夜をつづります。

遠のくゴール?

 

どうも、コロナ終息のゴールは遠のいてゆくばかりのようだ。

2020年の1年間、一段とぼんやりとした時間を過ごした。
でも、今年1年、いや来年も…となるとどうなんだろう。

小さい頃から、一人で無為の時間を過ごすのは得意なほうだった(自慢にはならないけれど)。
今でも、そうした”なぁんにもしないで、とりとめなく思い巡らしていた時間”を思い出せる。

例えば、畳に寝っ転がって、両足先を母の和箪笥の抽斗にくっつける(母に見つかったらきっと叱られる格好だ。でも、母の声や足音が近づいてきたら、両足を畳におろせばよいのだった)。
天井の羽目板の模様の繰り返しを眺めながら…箪笥の取っ手に足先を入れてカチャカチャさせながら…。
あの時間の自分に、今でも自然に戻ることができるのだ。あの時間の自分こそが、自分の本質部分だったと分かるのだ。

それでも、今や、そんな性癖の自分に、漠然とした後ろめたさや不安を感じるようになっている。

で、あと1年、いやあと2年、私はどう過ごすべきなのだろう?

1年後、2年後の私は、今の私をどうふり返るのだろう?

 

夕方の買い物途中の道端で(3月4日)f:id:vgeruda:20210305204847j:plain