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私の第三十四夜をつづります。

平和な日常が奪われたその日から。

 

あの日から11年という時間が過ぎた。

9日・10日・11日と、朝刊の『東日本大震災 11年 いま伝えたい「千人の声」』を読んだ。岩手・宮城・福島の被災者の方々の、一人ひとりの今の胸の内が、淡々と短く語られていた。
11年前の被災の延長線上にコロナ禍が重なった「今」という現実…それでも、一人ひとりがそれぞれに生きて、「今」発している声の背後に、何か力強いものが共通して流れているのを感じた。

地震津波原発事故もコロナも独裁的政権による軍事侵略も、それらはある日突然に、私たちの平和な日常を奪ってゆく。
その理不尽さに、私たちは不屈の力で立ち向かうことができる。
そういうすごい力が一人ひとりのなかにもともと埋まっている。
人々は、それぞれのそのすごい力を奮い立たせ、前に進んでゆく。
人々を突き動かすその背後の流れが見えたように思えたのだ。

そんなすごい力の静かな流れを信じる。
そして、その流れの未来を信じる。
私にできることをする。
非力ではあっても、その流れに沿って進む。

 

友人から今日届いたメッセージ:
ならば、どうやってつくるか?
その答えを私たちは考え続けなければならない。
その答え、信じる答えの方向へと前進しなければならない。

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