enonaiehon

私の第三十四夜をつづります。

11月の夕方。

 

もう二度と逢えない。

二度と逢えなくなるかもしれない。

失ったこと。

失うかもしれないこと。

年を取ってゆくと、きっと、そういうことを受け入れやすくなるのだろうと思っていた。

でも、そうでもなさそうだと思いはじめている。

ことに11月の夕方はさびしい。

これまでのこと、これからのこと。

年を取ると、どこかにさびしさが必ず隠れている。

 

11月3日の海

風と共に波を渡る人