enonaiehon

私の第三十四夜をつづります。

2012.7.2

 町の海側で七夕飾りが夕方の風に揺れている。雨に濡れないよう、まだ袋が掛けられていた。桃や林檎の実のようだ。町の七夕祭は私が生まれた年に始まった。子供の頃は、駅も七夕飾りの通りも人の熱気で溢れかえっていたように思う。そして、七夕祭にはたいてい雨が降った。今年はどうだろう。見上げた空に、合歓の花がスーパーの照明に照らされて光っていた。笹飾りのように見えた。
 
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