enonaiehon

私の第三十四夜をつづります。

2014.9.20

 富戸から帰り、ようやく息を吹き返した。
 家には、若い頃に出逢った懐かしい人から絵葉書が届いていた。ユングフラウと刻まれた消印だった。絵葉書を受け取るたびに、若かった頃への疼くような思いが駆け抜ける。
 昨日は安曇野の友人からメールが届いた。7℃まで冷え込んだとあった。
 今日は、1974年に同期入社した友人へメールを出した。彼女は40年間走り続けて、今日、職場から完全にリタイアするのだ。同期最後のたった一人のランナーが、無事にゴールに行き着いたのだ。
 友人の少ない私にも大切なつながりが残り続けている。やれやれ、とため息ばかりの日々でも、まだ自分も頑張れそうに思えてくる。
 
もう一人のバリの女性像…今見ると、泣き疲れて軽く息をつき、生きかえったような表情のようにも思える。バティックの女性像とともに大切に持ち帰ったのが34年前とは、とふたたび思う。そんなにも、月日はあっけなく流れてしまうのだ。
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